先日こんな方に出会いました。
誕生日プレゼントを貰ったAさん。「ありがとうー」と言いながらどこか表情も暗く、ネガティブな様子。
すると、プレゼントを渡したBさんが居なくなったタイミングで「はぁ。何かお返ししなきゃいけないじゃん。」と一言。
なんてもったいない思考だろう。生きづらくないかな?と余計な心配をしてしまいました。
ということで今回は、ヨガ哲学から学ぶ『いつもご機嫌でいれるコツ』についてお伝えします。
機嫌の正体は起きている事に対しての心の反応
いつも機嫌がいい人と、そうでない人の違いは、起きてきた現実に対して心がどう反応するのかの違いなのです。
同じ出来事に直面しても、何をどう捉えるのか心の反応は人それぞれ。
例えば、目が覚めた時
その瞬間から「うわー。朝が来てしまった。最悪だ。」と思う人もいれば
「今日も目が覚めてよかった!」と思う人もいる。
天気が晴れだった時
「暑いなー。嫌だなー。」と思う人もいれば
「晴れてる!歩いて移動できるな!」と思う人もいる。
このように直面している出来事は同じでも、捉え方、それに対する心の反応が違います。
機嫌のいい人は心の反応について知っている
機嫌がいい人は、この心の反応をコントロールするのが上手いとも言えるかもしれません。
ヨガでは、私たち人間の苦悩は心が生んでいると言われます。
機嫌がいい人でありたいと思った時、1番手っ取り早い方法は、この自分の心のベクトルの向きをネガティブにならないようにコントロールする事です。
機嫌よくいるにはまず、ありのままを見る練習。
心をコントロールすると言っても、いきなりネガティブ思考を無理やりポジティブに!負の感情を押し殺す!ではありません。
ヨガでも心を無くせ。感情を生むな。とは言われません。
まず何をしていく必要があるかというと、ありのままの感情を観察して客観的に見る練習です。
例えば、先日誕生日プレゼントを貰って不機嫌になっていたAさんの場合。
プレゼントを貰ったけど、その後のお返しをどうするか?を考えるのが苦痛だった。と感情を客観的に見ていきます。
この感情をもう少し紐解いていくと、
・貰った物より高いものを返して、人からよく見られたい気持ち
・お礼がしたいというより、返さなければならないという義務感
こういう気持ちが隠れているのではないかと。
もしかすると、過去の経験で何か傷ついた経験があるのかもしれません。
しかし、今目の前でプレゼントを渡してきた相手は、果たしてお礼のものが欲しくてあなたにプレゼントをあげたのでしょうか?
純粋に相手の喜ぶ顔が見たいと思って渡してくれたのかもしれないのに、貰った本人は勝手に相手がお返しを期待しているという妄想をしていませんか?
自分の過去の経験や、思考の癖にしっかり向き合う必要があるからこそ、ネガティブな思考も大切なのです。
何を変えるかが見えてくる
ネガティブな思考を丁寧に見ていけば、いつも向いている思考の癖が見えてきます。
”人からよく見られたい”
この気持ちは大なり小なりみなさん持っている事でしょう。
ただ、この思いが強くなりすぎると、周りの評価がいつも気になり、Aさんのようにプレゼントを貰ってもお返しでどう見られるか?に思考が直行して、純粋にプレゼントに対して喜べない、ということが起きてしまいます。
そうだとするならば、変えるところは”人からよく見られたい”という気持ちを抑えること。
”人からよく見られたいという思考が働いたな”と自分を苦しめる思考の癖に自分で気付くことができれば、後はこれを自分で抑えていく努力をすればいいのです。
心と向き合うには強さが必要
ここまで、ご機嫌でいるためには自分の心と向き合うことが大切だ、と書いてきました。
が、自分の心の嫌な部分と向き合うことって大変ですよね。なかなか1人でできることではなかったりします。
自分の心の嫌な部分が見えてくると、そんな自分がダメだとまた自己嫌悪に陥る。ますますネガティブ思考に。
そんな方はまず、自分の身体と向き合うことをおすすめします。
自分の身体と丁寧に向き合う。
この練習をしていくと、自分の心を客観的に見ることができるのです。
一人一人身体の使い方に癖があるように、私たちの心の使い方にも癖がる。
まずは身体の癖を見ていくことで、心の癖にも気付きやすくなるのです。
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