瞑想で痛みがコントロールできる⁉︎

このブログを書いているYUKIYOGASTUDIO のオーナーは趣味で乗馬を楽しんでいて、なんと先日馬に指先を噛まれてしまい久しぶりに激痛を味わいました。

指先をヨガマットにつくだけで激痛が走る状態だったのですが、次の日は朝からありがたいことにスタジオレッスン満席のご予約。

困ったな〜思いながらも、痛みをコントロールする瞑想を使って、私は次の日のレッスンを難なくこなすことができました。

瞑想やマインドフルネスが痛みの緩和に効果的ということはあまり世間で知られていないようなので、今回は私が実践している痛みのコントロールはどうやっているのか?について書いていきます。

瞑想で痛みがコントロールできる!

瞑想やマインドフルネスが痛みの緩和に効果的だということをみなさんご存知でしょうか?

『瞑想 痛み コントロール』 『マインドフルネス 痛み 軽減』

などと検索すると、さまざまな論文・記事も出てきます。

瞑想というとよくイメージされるのはあぐらを組んでじっと座って「無」になっている状態ではないでしょうか。

しかしこれは少し違っていて、私たち人間は生きている以上「無」になることはできません。
常に何かに意識が働き、思考を巡らせる脳の仕組みを持っています。

何か一つ、意識を向ける対象物を決めて
・そこに集中する練習
・集中がそれてもまた対象物に意識を向け直す練習
・それを繰り返して集中する時間を長くする練習
これが、瞑想になります。

では痛みのコントロールのための瞑想には、何に集中して瞑想すればいいのでしょうか?

それは『痛み』に集中します。

無理に紛らわそうとするのではなく、徹底的に痛みと向き合ってみること。

例えば、足が痺れた時の痛み。
ついつい「痺れた」「痛い」という感覚だけで終わらせてしまいますが、それをもっともっと観察して細かくみていきます。

ピリピリする感覚。
ジンジンする感覚。
チクチクする感覚。
もっとその痺れを観察してみると、心拍数と連動して伝わってくる感覚であったり
指先を動かしているのに動いていないような感覚であったり。
もっともっと深く観察し、痛みの範囲をミリ単位で測ってみたり、痛みの種類の部分の違いを感じてみたり。

とにかく痺れを細分化してその痺れの中からたくさんの感覚を見つけていきます。

その時に大切なことがもう一つ。

それは判断をしないこと。

ついつい私たちは「痺れ=悪」と判断し、痺れた時点でネガティブな印象を持ってしまいがち。
ですが、判断をせずただ淡々と観察を進めていくと漠然とした「痛み」だったものに理解が深まりそれが自分のものになっているような感覚がやってきます。(人それぞれかもしれませんが)

この判断をしないということがとても大切で、ただただ今に集中して観察をしていくと自分の中での「悪」や「ネガティブ」が中和されて「受け入れる」ということが可能になっていきます。

徹底して観察が深まった時、今まで「悪」と捉えて排除しようとしていたものが、自分の中に存在するもの、受け入れられるものに変わる。
この瞬間痛みが自分の中におさまり、痛みとして感じなくなってくる。=痛みがコントロールされている。

あくまでもこれは私が実践して感じたまとめになります。

ここまで読んで「気になる」「できるようになってみたい」「よく分からない」「なんか怪しい」
いろいろな感想があると思いますが、やっぱりこれを一人で習得するは難しかったりします。そして、1回や2回の練習で掴めるものではなく、時間もかかること。

ではまず何からスタートするのがいいか。

私はヨガの先生なので身体を使って練習することをおすすめします。

すでにヨガをやっているという方は、練習の中で自分の身体に対しての意識を変えてみてください。

「先生とポーズの形を同じにしよう」と頑張るのではなく、自分の身体はどの形だと快適なのか?を考えながら動いてみたり、無意識に判断する自分が現れていないか観察し続けたり、ヨガをする目的をいつもと違うところにフォーカスしてみると、ヨガがまた違った面白さになるかもしれません。

いつもなんとなくヨガをやっている、ヨガの効果がいまいち分からないというヨガ経験者の方は、ぜひ一度YUKIYOGASTUDIOのパーソナルレッスンでお待ちしています。

この記事を書いた人

yuuu9291

札幌市 ヨガインストラクター
フィットネスでもエクササイズでもないヨガを。
シンプルにヨガを通して「より良く生きること」を伝えています。