運動習慣があるのにヨガのポーズをとると股関節が硬い。どうして?

「毎日ウォーキングします。ランニングもします。スクワットもします。
でも、ヨガのポーズをとると股関節が硬いのを実感します。なぜですか?」

と、先日質問をいただきました。

日頃からジムに行ったり運動をしたりしているのに、ヨガのポーズになると身体が思うように動かない。難しいと感じる。
こんな方は意外と多かったりします。

今回は”ウォーキングやランニングをするのに股関節が硬い”という方に向けて、その理由と解決方法をお伝えします。

が、そのまえに身体のつくりは一人ひとり違っているので、万人に通用するとは限りません。
あくまでも1つの参考にしてみてください。

なぜ運動習慣があるのにも関わらず、ヨガのポーズが思うようにとれないのか?

1つの理由として、股関節を動かす方向が考えられます。

上の動画のように、歩く・走るの動きの時、脚の付け根の股関節は大まかにこの動きにしかなりません。

股関節の構造は大腿骨(太ももの骨)の先がボールのように丸くなっていて、それが受け皿の中にカポっとはまっているような状態。
なので下の動画のように、ボール状の骨がくるくる回るので、本来はさまざまな方向に動かすことが可能です。

さまざまな方向に動かすことが可能であるにも関わらず、1つ目の動画のように前後しか動かさなくなると、横や斜めに動かすことを骨や筋肉が苦手になっていきます。

ヨガのポーズになるとなぜ気づく?

特にヨガのポーズの中では股関節をさまざまな方向に動かします。

例えば基本でよく出てくるあぐらの座り方も、股関節を前に曲げる動きだけでなく、外に開いて外に回す動きも入ります。

このようなアップドッグのポーズでも、両脚の股関節を後ろに曲げたり。

三角のポーズでも、外に開いて外に回していたり。

ウォーキングやランニングで使う前後の動きだけでなく、ヨガのポーズではさまざまな方向に動かすことから、股関節の硬さを感じられるのかもしれません。

諦めずに取り組んでみる

股関節の硬さに気がついた時、「ヨガは難しい」「自分には向いていない」と思うもの無理はありませんが、ヨガは誰かと比べるものでもポーズが出来なければダメということはありません

ヨガのポーズをきっかけに苦手な動きが見つかったのであれば、それはものすごくチャンス!

ポーズの完成度にこだわらず、股関節を横や斜めに動かす習慣を日常の生活に取り入れてみてください。

ヨガのポーズはあくまでもきっかけツールでしかありません。

与えてもらっている自分の身体をいつまでも大切にし、自分らしい生き方をするために、少しつづでも生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

スタジオでは一人ひとりに合わせてパーソナルでレッスンを行っています。

ヨガ経験者の方はいつもより学びの深いヨガを。初心者の方はヨガの基本のキからしっかりと。

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この記事を書いた人

yuuu9291

札幌市 ヨガインストラクター
フィットネスでもエクササイズでもないヨガを。
シンプルにヨガを通して「より良く生きること」を伝えています。