身体硬いんですよねー。を掘ってみる

「ヨガやりませんか?」と言うと、よく返ってくるのが「身体硬いんですよねー。」というフレーズ。

今日は「やってみたいけど硬いからなー」なんて足踏みしてる方に向けて、最近勉強しているポリヴェーガル理論とも合わせてお伝えしていきます。

硬い人ほどやってほしい!けどやらないんですよね(笑)

”ヨガは身体が硬い人ほど向いています。”

というような内容の記事は他のサイトでたくさん出ているので、そちらを読んでみてください(笑)

だいたい「硬い人ほど柔軟性の変化を感じやすい」だとか「身体は柔らかい方が健康に良いからやりましょう」だとか、そんな内容が書いてあると思われます。

そんな記事を読んで、実際にヨガを始める方なんてきっと少ないでしょうし、始めてみても長く続ける方はごく一部。

なぜ身体が硬いとヨガができない。と思ってしまうのでしょう。

完璧を目指しすぎ~!!!

私が考える理由は

・きれいなポーズをとらないといけないと思っているから
・身体を柔らかくしようとすると、痛みが伴うから

この2つが多いかなと思います。

”ヨガ”と聞くと同時に連想されるのは”ポーズをとること”


ヨガ=ポーズ。これももちろん間違いではないです。間違いではないですしポーズをとることも大切なのですが、そもそもヨガのポーズは「呼吸を快適にとるため」に行っているものでもあります。

呼吸を快適に行うために、安定できるあぐらで座りたい。あぐらでしっかり座るために足を開く動きをして股関節をほぐしていく。
縮こまった胸にたっぷり呼吸を入れるために、身体を反らせる動きをして胸を開いていく。
そんなイメージ。

何のためのポーズか。目的は何なのか。そこを理解せずにポーズの形にとらわれすぎてしまうと、それだけで「わたしにはできません!」と拒否したくなりますよね。

それともう一つが、身体を使うと痛みが伴うから。

そもそも私たちの身体は、大きな変化を嫌うようにできているそう。

「ダイエットのために明日から1時間走ろう!」と意気込んでみても、1日目で筋肉痛。2日目からは筋肉痛で動けない。なんて経験ありませんか?

それは普段と違うことをして、身体が「なんかいつもと違う動きだ!いつもと違うから危ない!やめておいた方がいいぞ!痛みを出して動かせないようにしよう!!!」という脳から出る反応が原因のパターンもあるそう。

動いたほうがいい。けど動くと痛い。じゃあどうすればいいの?

じゃあどうすればいいの?と聞かれると私は「自分で考えてみてください。」と言いたくなっちゃう性格ですが、それだとスタジオの宣伝にならないので(笑)最近勉強しているポリヴェーガル理論の観点から1つお伝えしていきます。

先ほどお伝えした変化に対して”危ないからやめておけ!の指令を出す反応”。これはポリヴェーガル理論でいう”背側迷走神経”が優位になっている状態。

背側迷走神経が優位な状態とは、簡単に言うと「閉店ガラガラ。シャッター閉めました!」という感じ。

この脳が「危ないよ」といって拒否しようとしている状態のまま動こうとすればするほど、身体も自分を守るために「やめておけ!やめておけ!」と痛みを起こしてくる。

シャッターを無理矢理こじ開けようとすればするほど、閉めようとする力も強くなる。それと同じです。

では人間が変化を受け入れられるのはどういう時かというと”安心・安全が確保されている時”みたいです。
これはポリヴェーガル理論でいう”腹側迷走神経”が優位になっている状態。

顔見知りの危険を与えることが無いとわかっている人が家に来るときは、シャッターを閉めずに受け入れますよね!

身体を動かす時もこの「安心・安全」が確保されていると、腹側迷走神経が優位になって”変化”を受け入れられる。

ヨガをして、身体を良い状態に変化させたいのであれば、まずは「安心・安全」を確保することが1番だと思います。

ではみなさんにとって「安心・安全」とはどういう状態でしょう?

人それぞれ違いますよね。

大きな動きが難しいのであれば、小さく動くところからはじめてOK!
ぴったりしたウエアはそわそわしちゃう。という方は、リラックスできるパジャマでOK!
じっと座って瞑想するのが苦手なのであれば、身体を動かしていく瞑想から入るのもOK!
先生と向かい合っているのが落ち着かないのであれば、背中を向けていてもOK!

ユウキヨガスタジオは、来てくださる方一人ひとりの「安心・安全の空間」を見つけるところからスタートします。

グループレッスンではなかなかそれができません。周りに合わせて動く必要がある空気感。どうしても周りの目があります。

ですがここはプライベートのスタジオ。周りの目はありません。
大いに自分の「安心・安全」のスペースを見つけてください!

安心・安全が確保された空間で身体を動かすと、完璧を目指して誰かと比べる必要もなく、痛みではなく心地よさを感じられるはずです。

一緒に贅沢な時間を過ごしましょう。

ご予約は公式ラインからお願いいたします。

この記事を書いた人

yuuu9291

札幌市 ヨガインストラクター
フィットネスでもエクササイズでもないヨガを。
シンプルにヨガを通して「より良く生きること」を伝えています。